消費税の計算について
消費税計算の概要と適用範囲
- 課税売上が95%以上の営利事業の消費税計算です。
- 本則計算または本則計算が選択できます。
- 仕訳入力の画面では、すべて税込金額で入力してください。
- 2014年4月1日改訂の消費税計算に対応しています。(更新日2013.12.14以降)
本則計算では、税率変更の移行時に5%と8%の任意選択が出来ます。
簡易計算では、4月1日以降の仕訳はすべて8%になります。
消費税計算の設定方法(簡易計算)
- ”会計期首”で次のような選択をします。
・ 簡易計算を選択します。
・ 端数処理は通常切り捨てを選択してください。

- 勘定科目の設定画面に入り、売上科目のみにおもに選択する見込仕入率を選んで入力します。
・ この例は、見込仕入率が70%の業種の例です。
・ 仕訳入力の時点で任意に変更することが出来ます。

- 以上の設定が出来たら仕訳入力の画面で、消費税欄に注意しながら仕訳を行ってください。
消費税計算の設定方法(本則計算)
- 会計期首の画面を開いて、次のような選択をしてください。
・ 本則計算を選択します。
・ 消費税の計算は、通常は税抜計算を選択します。
税込計算は非営利事業など、税込金額で決算書を作成したい場合などです。
何れの場合でも仕訳は税込金額で行います。
・ 端数処理は通常切り捨てを選択してください。

- 勘定科目の設定画面に入り、課税売上・課税仕入に該当する科目に”1”を設定してください。
例えば、接待交際費などは、”1”を設定しいても仕訳入力時に非課税に変更することが出来ます。

- 以上の設定が出来たら仕訳入力の画面で、消費税欄に注意しながら税込金額で仕訳を行ってください。
仕訳入力の注意事項
- 本則計算の場合の入力画面です。
・ 仕訳の期日が2014年4月1日以降になると、消費税の既定値は8%に変わりますが、必要に応じて5%に変更することもできます。
・ 金額は、必ず税込金額を入れてください。

- 簡易計算の場合の入力画面です。
・ 勘定科目の設定で行った見込消費税率が表示されますが、2行目の例のように、この画面で仕入率の変更も出来ます。
・ 金額は、必ず税込金額を入れてください。
【注意】
上記の説明は、”青色申告らくらく会計8”の画面で説明していますが、”らくらく複式簿記”も同様です。
消費税の計算
- メインメニューの中にある”消費税計算”のボタンを押すと、このような画面になります。
集計期間を確認して、”消費税計算”及び”消費税に関わる仕訳一覧表”の印刷が出来ます。

- 決算書などでの集計金額は
本則計算を選択して、”税抜計算”を選択している場合は、税抜会計での決算書になります。試算表や勘定元帳でも税抜金額になります。
簡易計算及び本則計算でも”税込計算”を選択している場合は、税込での決算書になります。試算表や勘定元帳も税込金額になります。
実際に支払う消費税と決算整理仕訳について
- 上記の計算から納付する消費税が簡単に計算できますが、実際の納付額などの計算は税理士さんに相談してください。
- 本則計算で税抜計算の場合は、仮受消費税と仮払消費税が発生していますので、相殺した残りの金額を未払消費税に振替えて、仮受消費税と仮払消費税の金額を0にしてください。
- 簡易計算や本則計算でも税込計算の場合は、公租公課/未払消費税で当年度の経費に計上しておいてください。
- ただし、会計処理は本則計算でおこなうが、消費税の納税は簡易方式の場合などもありますので、税理士さんの指示で決算整理仕訳を入れてください。